夢あるあつぎプラン

いしい正英 100の約束

 「少子高齢化と人口減少」は、地方都市の行政運営の最大の課題です。比較的若い都市と言われてきた厚木市も超高齢都市となりました。人口は平成20年12月をピークとして減少傾向にあり、合計特殊出生率も全国平均に比べて低いのが現状です。その結果、税収の落ち込みはもとより、福祉・医療関連予算の増加、消費の落ち込みに伴う大規模店の撤退、利用者減に伴うバス運行本数減や農地の荒廃化など課題が山積しています。
 我がまち・厚木市には潜在力があり、まだまだ発展できるまちです。先人の努力により優秀な企業が数多く立地し、5つの大学があり、自然豊かで文化を発信できるまちです。毎日約8万人もの方が通勤・通学で厚木市に通って来られます。
しかし、移り住みたいと思っていただける魅力的なまちにはなっていないのです。
 厚木市の経済発展と定住人口の増加を実現し、更には少子高齢化による諸課題を解決するためには、福祉・医療の充実を始め、住みやすさとまちの魅力を高める政策が鍵となります。
 いしい正英は、医学博士、薬剤師としての医療経験や市議会議長・議員としての行政経験を生かして、人口25万人を目標とし、3つの視点<健康な市民><健康なまち><健康な財政>を掲げ、人の命と健康を大切にする「健康厚木市」実現に向けて、次の「夢あるあつぎプラン 100の約束」を市民の皆様に提案させていただきます。

健康な市民

01 健康寿命日本一のまち・あつぎ

 健康寿命を伸ばして「健康幸福度」ナンバーワンをめざします。健康寿命は日常的に介護を必要とせず自立した生活ができる期間で、平均寿命との差は男性で約9年、女性で約12年あると言われています。健康寿命を伸ばすことが行政上の最大の課題の一つです。
 また、健康寿命を伸ばすことは医療費の削減につながり、健全な財政運営にも貢献していくことになります。

  • 予防医療・予防介護を充実し、健康寿命を伸ばします。
  • 「食事バランス」「生涯スポーツ」「地域参加」による健康長寿のまちづくりを進めます。
  • 高齢者の生活を全体の標準とする「高齢者標準社会」づくりを推進します。
  • 高齢者が地域で健康に暮らし、安心して長生きできるような具体的な政策をまとめた「高齢社会生活安心プラン」を策定し事業を展開します。
  • 70歳になったら60分歩く「あつぎ健康7060運動」を展開し、自立して日常生活を送れる高齢者を増やします。
  • 高齢者の外出行動を支援するため、コミュニティバスの導入を図ります。
  • 高齢化が進む住宅団地について、より住みやすさを実現するため、都市環境の見直しを図ります。
  • 生活習慣病を減らし、予防改善に取り組みます。
  • 特定健康診査・人間ドック検診の受診率70パーセントを目指します。
  • 「健康は歯から」、歯の健康増進に努めます。
  • 市立病院の人材確保に努め、診療科の充実(がん専門科など)と機能強化を図ります。
  • 地域と連携して、適切なケアを受けられるよう、地域包括支援センターを大幅に増設します。
健康寿命日本一のまち・あつぎ IMAGE

02 認知症対策と待機老人ゼロのまち・あつぎ

認知症対策と待機老人ゼロのまち・あつぎ IMAGE

 全国の65歳以上の認知症有病率推計値は15%、認知症有病者数は462万人、軽度認知障害を含めると862万人と言われています。これらを厚木市に当てはめると7100~8500人の認知症患者おられ、軽度の方を入れると15000人になり、対策が喫緊の課題となっています。
 一方、特別養護老人ホームの待機者は重複を除外して約600人と言われています。新規施設の開設を進め、老老介護、認認介護の解消に努めます。

  • 認知症の早期発見と対策に努めます。
  • 認知症対策の拠点として、医療センター・トレーニングセンターを設けます。
  • 認知症患者相互による認認介護の解消に努めます。
  • 特別養護老人ホームの建設促進を図り、待機老人ゼロを目指します。
  • 老老介護の負担を軽減する施策を進め、介護施設の増設や在宅介護サービスの充実を図ります。

03 高齢者・障がい者の人材活用のまち・あつぎ

 知識、技能を持った高齢者や働く意欲のある高齢者が生きがいをもって暮らせるまちにするために「無理なく働く場」を提供していきます。無理なく働くことは健康寿命を伸ばすことにつながります。また、障がい者の人材活用を図り、障がい者ダイバーシティを進めます。

  • 意欲と能力のある高齢者の就労促進と就労の場の拡充を図ります。
  • 高齢者の継続雇用や再就職について支援強化を図ります。
  • シルバー人材センターの活動内容を充実するための支援を実施します。
  • 有償ボランティア制度を設け、高齢者の人材活用を図り、一人暮らし高齢者や障がい者等に生活支援サービスを提供します。
  • 高齢者の知識・技術を活用する場を設け、世代間交流を活発化します。
  • 退職者が農業に従事する「就農」の取組みを進めます。 
  • 交流の場づくりとしてシニア成人式を行います。 
  • 障がい者の自立支援と就労支援に、より一層努めます。
  • 障がい者がいきいきと働けるよう作業所の充実を図ります。
高齢者・障がい者の人材活用のまち・あつぎ IMAGE

04 「母になるなら厚木」と子育て支援のまち・あつぎ

 女性の働き方や生き方を支援し、活躍できる環境整備に取り組みます。未だ達成できていない待機児童ゼロを実現するなど、保育事業をはじめ、留守家庭児童クラブの充実強化によって、「母になるなら厚木」を合言葉に、子育て世代を支援します。

  • 子どもがすくすくと育つ環境づくりと子育ての地域支援策を進めます。
  • 保育所の増設や「送迎保育ステーション」を新設し、待機児童ゼロを目指します。
  • 働く女性のために「駅ナカ保育所」を新設します。
  • 公立保育所民営化を見直し、公立と民営のすみ分けを検討します。
  • 病児保育、病後児保育、障がい児、アレルギー児を受け入れる保育所を新設します。
  • 第2子、第3子への手当を厚くします。
  • 留守家庭児童クラブの対象学年を延長するなど留守家庭児童対策を充実します。
  • 子どものすこやかな成長と生命の安全のため虐待防止と不明児童を出さない対策に力を入れます。
  • アミューあつぎ8階に「こども図書館」や児童館機能、児童クラブ機能を備えた「子ども館」を設置します。
「母になるなら厚木」と子育て支援のまち・あつぎ IMAGE

05 学力日本一のまち・あつぎ

 児童生徒に大切な教育の基本は、「いのちを大切にする教育」です。下荻野で発覚した5歳児の死亡事件はまさに命に対する基本的なことが理解されていなかったことや関係行政機関の連携に不備があったことなどが要因でした。このことを踏まえた教育政策に取り組んでいかなければならないと考えています。
 一方、全国学力・学習状況調査の結果で厚木市は全国平均より低く、特に小学校は下位となっています。この反省に立って「学力日本一」を目指します。

  • いのちを大切にする教育を推進します。
  • 厚木市独自の共通模擬テストを実施し、基礎学力の向上に努めます。
  • 小・中一貫教育のモデル校を設置し、学力向上を図ります。
  • 「学力プラスワン授業」として、小・中学校に補助教員を増員し、プラスワンの学力向上と課題解決を図ります。
  • 地域のボランティアや退職者に働きかけ、自治会館等を使った「無料学習塾」の開設を検討します。
  • 中学校入学時と卒業時に必要な学習費の新たな補助制度の導入を検討します。
  • 小・中学校の先生が教育に専念できる環境整備に取り組みます。
  • 小・中学校のいじめ、体罰、不明児童対策にすぐ対応できる「動く教育委員会」を目指します。また、児童相談所との連携を強化します。
  • 美術・音楽・演劇を通して、人間性を豊かにする「感性の教育」を充実します。
  • 小・中学生の体力日本一を目指します。
  • 市内在住の専門家や民間企業出身者の能力・技術を活用し、世界で活躍できるあつぎの子どもの育成に努めます。
  • 障がい者教育の推進に努めるとともに、特別支援学校の誘致を図ります。
  • 小・中学校のフリースクールの開設など多様な教育機会の確保に努めます。
学力日本一のまち・あつぎ IMAGE

健康なまち

06 芸術文化を創造し、スポーツ輝くまち・あつぎ

 厚木市には国の重要無形民俗文化財の相模人形芝居をはじめ、全国に誇れる伝統芸能が伝えられており、これらを継承していく取組を支援します。また、ジャズやハーモニカ、舞踊、歌、絵画などのサークルも盛んです。多様な「あつぎ文化」を発展させていきます。
 2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機に、スポーツ施設の充実を図っていきます。厚木市内には公式試合のできる野球場等がありません。プロも使用できる競技場建設などを進め、スポーツが輝くまちを創造します。

芸術文化を創造し、スポーツ輝くまち・あつぎ IMAGE1 芸術文化を創造し、スポーツ輝くまち・あつぎ IMAGE2
  • 全国規模の音楽祭・演劇祭の誘致を検討します。
  • まちの歴史・伝統・文化を大切にし、芸術・芸能の振興、生涯学習の充実を図ります。
  • 厚木らしい、特色ある「あつぎ文化」の創造活動を推進します。
  • 周辺市の文化活動と連携し、「小田急沿線文化圏」を形成します。
  • 健康スポーツの推進、全市民スポーツ人の育成に取組みスポーツの充実を図ります。
  • 公式戦ができる野球場(ドーム球場も検討課題)、サッカー場の新設を検討するなどスポーツで輝くまちの創造を推進します。

07 水と緑が輝くまち・あつぎ

 厚木市は西に大山丹沢山系、東に相模川や中津川などの河川を有し、緑豊かなまちです。市民意識調査においても厚木市にずっと住み続けたい理由では、「自然環境が良い」が毎回トップクラスです。この自然を大切に守っていきます。
 一方、農地や農業用水が自然環境に果たす役割も見逃せません。都市農業の維持・発展に努めます。

  • 厚木市の魅力ある田園風景や豊かな自然環境を活したまちづくりを進めます。
  • 農地の保全とともに地産地消を進め、都市農業維持・発展に努めます。
  • 作物のブランド化、高付加価値化など戦略的農業の振興を図ります。
  • 鳥獣被害やヤマビル対策について、より積極的に取組みます。
  • 里山の農地や森林などの地域資源を活かし、都心からの人の呼び込みと観光による交流人口の拡大を図ります。
  • 河川を活用し、水遊びなど親子で楽しめる「水辺公園」を計画します。また、新たに多様な公園を設置します。
  • 桜と温泉を厚木市の原風景として積極的にPRしていきます。
水と緑が輝くまち・あつぎ IMAGE

08 地震・災害・犯罪に強いまち・あつぎ

 数十年ぶりという大雪では、除雪がうまくいかず、市民生活に大きな影響がありました。土砂災害は厚木市でも起こりうる災害ですが、危険箇所の情報提供は不十分です。台風18号では、厚木市でも初めて避難勧告が出され、避難所が開設されましたが、混乱がありました。これらの反省から防災力を強化し、災害に強いまちづくりを進めます。
 厚木市も地域の皆様の努力により犯罪件数は減っています。今後も、犯罪のない明るいまちにするため、風俗店対策の強化や危険ドラッグ防止運動を展開します。

  • 地震、災害に強い安心して暮らせるまちづくりを進めます。
  • 市北部に新たな防災公園を計画します。
  • 住宅の耐震化を積極的に進めます。
  • 豪雨・豪雪に対処する災害対策を進めます。併せて、帰宅困難者対策についても取組みます。
  • 大規模な自然災害の発生に備えて、危機管理の万全を期するため消防力強化と消防団の充実を図ります。
  • 市民、地域、行政及び警察との連携体制のもとで防犯に取組みます。
  • 明るい雰囲気のまちにするため、風俗店対策を強化します。
  • 警察、民生委員、保護司会、薬剤師会等の協力を得て、危険ドラッグ防止運動を展開します。
  • 小・中学生が塾や買い物に安心して通える安全なまちづくりを進めます。
  • 通学路上などの自転による交通事故対策を強化します。
地震・災害・犯罪に強いまち・あつぎ IMAGE

09 新たな鉄道と夢のあるまち・あつぎ

 海老名市には鉄道の駅が9つありますが、厚木市には2つしかありません。まちの発展に欠かせない鉄道の誘致に積極的に取り組みます。相鉄線には引き込み線があり、JR相模線の線路に沿う形で厚木駅付近まで引かれています。途中から地下化して相模川をくぐり、本厚木駅付近まで延伸できないでしょうか。
 地下駅として地下道や地下街も整備することができれば、かつての賑わいを取り戻す原動力になります。駅の新設は厚木を変え、「夢あるあつぎ」の第一歩となります。

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  • 相鉄線の地下化により厚木市まで延伸し、現総合福祉センター付近に新たな地下駅を設置するとともに地下街を開設し、併せて周辺の再開発を計画します。
  • 小田急多摩線の延伸を踏まえ、新たな鉄道計画を研究します。
  • 交通渋滞を解消するため、新たな道路整備計画を策定するとともに、新たな軌道系の交通システムを研究します。
  • 本厚木駅への市民の送迎スペースを確保します。
  • 学校・企業・旅行会社の送迎・観光バスの停留所を民間の土地を借り上げ確保します。
  • 小田急線西口地区の活性化のため、高架下の店舗活用について鉄道事業者に働きかけ、魅力のある店舗誘致を検討します。
新たな鉄道と夢のあるまち・あつぎ IMAGE2
  • 他市に比べ利用料の高い駐車場料金を引き下げる施策を検討します。
  • 厚木市の新たな公共交通機関として、ヘリポートの設置を検討します。
  • 宮ケ瀬観光等を踏まえ、「道の駅」の新設を検討します。
  • 愛甲石田駅を研究学園都市のメインの駅として、現在の再開発計画より広範囲を対象とした新たなまちつくりを計画します。
  • 新たなインターチェンジ周辺地区に循環型社会を見据えたスマートタウン構想を検討します。
  • (仮称)伊勢原北ICの開設に伴い、県及び伊勢原市と連携し、県道の拡幅整備、交差点改良を進め、七沢地区の観光振興や地域振興、市西部地域の活性化を図ります。
  • 厚木商工会議所、JAあつぎ、厚木市商店街連合会、厚木青年会議所などの経済団体と「(仮称)厚木市地域経済活性化懇談会」を設置するなど、密接な関係を図り、地域経済の活性化を図ります。
  • 都市基盤の整備を進めるとともに市内の中小事業者の活用を促進し、事業の担い手の育成を図ります。
  • さがみロボット産業特区を最大限活用し、企業立地を促進します。
  • 「小田急沿線」「東名、圏央道、新東名沿道」の都市交流を進めます。文化・スポーツ・健康・観光のほか共通する課題での連携を図ります。
  • 女性の視点を取り入れ、女性がいきいきと暮らせるまちづくりを進めます。

健康な財政

10 財政の健全化と活力あるまち・あつぎ

 厚木市の財政支出のうち、人件費や償還金(借金の返済)、建物等の維持費、生活保護費など、どうしても必要な経費の割合が非常に高くなっています。その結果、新規事業に使える予算が減り、道路の維持費なども抑えられており、自治会からの要請にも十分応えていない現状があります。その一方で、旧パルコビルに35億円もの巨額な投資をしてスタートさせたアミューですが、人がまばらな状況です。維持費も年間3億円以上を必要としており、この投資が正しかったのか疑問です。
 無駄を徹底的に排除し、企業誘致を積極的に行い税収増を図るなど財政の健全化に努めます。

財政の健全化と活力あるまち・あつぎ IMAGE1

厚木市議会で議長を務めるいしい正英(平成21年)

  • 企業誘致に積極的に取組み、雇用創出と財源確保に努めます。
  • あつぎブランドの先端技術開発を支援し、企業の活性化を図ります。
  • あつぎブランドの拡大と商店街の再整備により商業の振興を図ります。
  • 市外からの通勤者に厚木市に居住してもらうべく定住政策を進めます。
  • 徹底的に無駄を根絶し、経常経費削減に努めます。
  • 各種イベントを整理統合し、イベント行政からの脱却を図ります。
  • 市税の未納対策に積極的に取組みます。
  • 行政改革の一環として、総合計画を廃止するとともに、月2回発行の広報の在り方も見直し、経費の節減に努めます。
  • 組織のスリム化等の組織改革を行い、併せて、適正な職員配置を行います。
  • 机上の政策から職員一人一人が現場で努力する現場主義の行政に転換します。 
  • 市役所の女性職員を管理職に積極的に登用し、これまでになかった活躍の場を提供します。
  • 研修や人材交流による職員の質的なレベルアップを図ります。
  • 民間企業、国県や先進自治体との間で、積極的な職員交流を図ります。
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